【SAP】品目マスタとは【ロジスティクス】

品目マスタはロジスティクスのモジュールで共通して使用される重要なマスタです。

データの管理単位に応じて、複数のキー情報を持つことができるマスタになっています。

(品目コード単体で決定するデータ、品目コード+プラントで決まるデータ、品目コード+プラント+販売組織で決まるデータなど)

品目テキスト、基本数量単位などは企業グループ全体で共通の情報として保持するため、品目コード単体で保持します。

しかし、在庫評価額や原価管理の仕組みは工場ごとに異なる場合があるため、品目マスタは組織別にデータを持つことができる仕組みになっています。

プラント単位で保持できるデータとしては購買管理データやMRPデータ、会計管理データなどがあります。

これらのデータはプラント単位での管理となるため、購買発注機能を使用するためには対象のプラントで購買データを登録しておく必要があります。

品目タイプ

品目マスタを登録する際に、品目の大分類に相当する品目タイプを選択して登録します。

標準でよく使用する品目タイプは以下になります。

・製品(FELT)

・半製品(HARB)

・原材料(ROH)

・商品(HAWA)

品目タイプによって主に以下が制御されます。

・品目コードの採番方式( 内部採番か外部採番か )

・項目ステータス(画面の表示、非表示など)

・数量管理するかどうか

・金額管理するかどうか

・ロット管理するかどうか

評価クラス

評価クラスによって品目の入出庫で発生する在庫の勘定科目を制御します

自動仕訳の勘定決定のキーになります

トランザクションコード

トランザクションコード「MM01」で品目マスタの登録が可能です。

トランザクションコード「MM02」で品目マスタの変更が可能です。

トランザクションコード「MM03」で品目マスタの照会が可能です。

トランザクションコード「MM04」で品目マスタの変更履歴が照会できます。

トランザクションコード「MM60」で品目マスタを一覧で照会できます。