【SAP】セグメントとは【FI】

セグメントとは

セグメントは会社や部門を横断した事業単位を表す組織構造です。
セグメントは利益センタマスタに保持しており、伝票登録時に指定した利益センタマスタから誘導されます。
そのほかにも伝票へ直接指定することも可能です。
セグメントのメリットは会社コードをまたいで全社的な事業セグメントのレポートを出力できることです。
セグメントレポーティングは、企業の経営陣や投資家に対して、事業部門や地域別の業績を透明化し、意思決定や戦略策定に役立てるための重要な機能になります。

セグメントはNewG/Lの機能リリースから提供された機能であり、従来使われていた「事業領域」に代わる組織構造です。

横断的なレポーティング

セグメントを利用することで会社や部門をまたいだレポーティングが可能となります。

セグメントの誘導

伝票入力時にマスタに設定されている値を伝票上に自動入力する仕組みを「誘導」といいます。

セグメントは利益センタから誘導されます。

誘導されたセグメントはあくまで初期値なので手入力で変更することが可能なので注意してください。

組織構造の整合性を保つためには項目ステータスグループの設定などで、セグメントの手入力を不可にして誘導のみで値を設定するなどの仕組みが必要です。

利益センタは原価センタから誘導されるので、「セグメント」<「利益センタ」<「原価センタ」の関係性となり、原価センタを入力することで利益センタが誘導され、利益センタからセグメントが誘導されます。

カスタマイズ

セグメントはトランザクションコード「S_AL0_19000003」で照会できます。