作業手順マスタとは
作業手順マスタとは、製品を製造するのに、どのような手順(作業)があるのかを定義したマスタです
それぞれの作業にどれぐらい時間がかかるのかを登録することで、標準原価計算での労務費の算出根拠、また生産計画における能力計算に使用されます。
バックフラッシュとは
製品製造において、通常は構成品目(製品を構成する部材、原材料)をどれだけ消費したのか厳密に数量を指定して製造指図に投入して原価管理をします。
ですが、投入する構成品がネジやテープなどモノが細かく在庫管理していないようなモノの場合は、バックフラッシュと呼ばれる設定を利用して構成品を自動消費させることが可能です。
作業手順マスタ概要画面から以下の手順でバックフラッシュの設定が可能です。
①構成品目割当ボタンを押して、「構成品目概要」を表示します。
②新規割当画面を押して、バックフラッシュを設定する作業番号を入力し、「続行」ボタンを押します。
③構成品目概要画面にバックフラッシュのチェックボックスが追加されるので、バックフラッシュを設定した品目にチェックを指定します。
自動完成品入庫とは
最終作業において、作業完了確認と同時に製品を自動入庫する設定です。
通常は全ての製造作業が完了したのちに、明示的に完成品の入庫処理をすることで製品が在庫になりますが、自動完成品入庫の機能を利用すると最終作業が完了するのと同時に自動的に製品を入庫し、在庫とすることが可能です。
作業概要画面で自動入庫の処理が割り当てられている「管理キー」を指定することで自動完成品入庫が有効になります。
作業手順マスタの登録、変更、照会
トランザクションコード「CA01」で作業手順マスタの登録ができます。
トランザクションコード「CA02」で作業手順マスタの変更ができます。
トランザクションコード「CA03」で作業手順マスタの照会ができます。
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